冬一番

2008年11月23日 日常
そろそろ喉風邪と感染症気をつけて行こうね~、 なんて日記を書く気で
居たら喉風邪で軽くダウンしていました・・・。

そろそろインフルエンザの時期でマスクをつけている人も増えてきましたが、今年は
それに加えて結核とマイコプラズマの流行が懸念されているようで、今年はきちんと
うがい手洗い心掛けておいた方が良さそうです。
インフルエンザ予防も色々手段があり、簡単に出来るうがい手洗いに加え50%以上の
多湿を保つ事、20℃以上の室温を保ち喉の線毛運動を妨げない事が良いと言われて
いますが、最近ではきちんとした歯磨きや舌磨きをする事でインフルエンザ活動を
助長する口内細菌の除去を行い予防が出来る、なんて話も聞きます。
自分は毎年予防接種しているのですがこれはインフルエンザに掛からないってより
掛かっても症状が重くなり難くなるといった面が大きいと思っていて、(なので受験だの
大きな仕事だの特定日に重症状が来ると怖いって人向きですよね。)きちんと
予防するならやはり今の時期から色々と対策を考えておいた方が良さそうです。

まぁ自分なんかは久々につけた暖房の中(しかもフィルター未掃除)うとうとして
しまったのが原因ぽいというなんとも情けないオチな訳ですが・・・。

冬間近

2008年11月20日 日常
昔は良く、後何日寝て過ごせば楽しい日が来るーとか待っていたものです。
布団に入る度、あの日まで後なんじゅうにち寝ればいいなぁとか、
まだまだ誕生日だのクリスマスだのが遠いぃなぁだなんて。
1日がもっと短くなればって良く思ってました・・・、

いつ頃から1日が36時間位欲しくなったのだろう。

やりたい事が多かったりすると結局睡眠削っていくしか無い、それって
昔楽しみな日までを怠惰に寝て過ごしてきて、やらないといけない事色々と
サボっていた分が今押し寄せている気がします。

それにしても最近やっとこさ秋の花粉が収まってきて朝まで作業する事が大幅に
増えてきたのですが、大分寒くなってきましたね。
花粉で頭がぼーっとする事も無くなると集中出来て助かるのですが、朝の散歩や
買出しとかが段々面倒になってくるのは困ったものです。

嵐の船出

2008年10月16日 日常
先週までは足並みが揃わず不安視されていたEU各国が足並みを揃え、元々
各国家でブルーデンス政策(金融機関維持措置)を行っていくとしているEUが、
資金流動性に関する危機をEU全体の金融問題として対応策を出した事により
金融マーケット関係は急なクラッシュの不安が少し減ったかと思うのですが、
あくまでもこれはこれ。
10月11月と決算が続きただでさえ株安とCDS清算を抱えている各社が資金確保を
急いでいるここ最近、これからやっと本題の景気後退とそれに伴う企業倒産の規模、
それによって引き起こされる失業者懸念やCDS増加があるのかどうか、といった
局面が迫ってきていると考えます。

さて数値的にも徐々に実体経済への影響が出始めており、これからどこまで消費者
への体感的影響が広がってくるのか、いくつかの大手企業がどうなるか、といった話が
決算期の続くここ暫くの流れかと思っています。
失業者増大と小売売上や消費者物価指数の減退といった実体経済影響が進むに
つれどこまで再び金融市場が悪化に引きずられるのかな、と見ておりますが今の所
実体経済への悪影響はマーケットにもかなり不安視され、消費者にもやっと認識されて
きた感じがありそうです。

EUに目を向けると先週の金融クラッシュ問題への対応こそ市場で歓迎された物の、
住宅バブル問題、景気悪化による消費者意欲減退、大手金融問題と各問題が噴出
し始め、今後も見通しは厳しそうな感じがします。
アイスランド問題の後、現在進行形のウクライナの金融危機、また続いてバルト3国が
かなり厳しくなってきそうな感じで、更にそれらの諸国で貸付の大きいデンマーク・
スウェーデンの金融まで今後を睨むと難しい局面を迎えてきそうで。
ウニクレディットを抱えるイタリア金融をはじめオランダベルギーといった各国の金融
問題を含め、どこまで先週の決定で金融を支えていけるのか、支えきれないのかが
この1・2ヶ月くらいの欧州の混迷を左右しそうです。

そして前から書いておりますがこれら金融機関の直接的問題に加えて元々不動産
バブル色の強かったスペインをはじめとするEU各国家の景気対策がどうなるかもまた、
予断をゆるさ無そうな感じがします。
元々欧州の不動産バブルは産油国の石油バブルにつられていた側面が否めなく、
ここ最近ずるずると下がっている原油価格と昨今の景気状況ではどう考えても不動産
バブルの崩壊が心配です。

既にアイルランドの来年度一般財政赤字が対GDP比6.5%程となる予測となって3%以内に
収めるというEU規則から大きく足を踏み外しそうなのをはじめ、前述してきた通りEU各国
は各々が色々な景気悪化問題を内包しています。
EUという大きな枠を形成し経済協力と通貨統合を行っていった欧州では今回のように
大きな経済問題が発生した時、なまじ結びつきが強くなってしまっているせいか各々の
経済問題や将来起こるであろう景気減速や雇用悪化といった負の問題が互いに足を
引っ張り合いマイナス方向へ連鎖するのではないか、といった不安をここ最近の市場を
見ていても消費者目線を考えていても感じます。
国によって少しずつ違う経済問題をどこまでを各政府が解消しつつEU全体として協調して
景気悪化を下支えし金融不安を解消していけるのかが今後問われてくると考えますが、
EUみたいな規模を形成してしまうと足並みを揃える事は非常に難しいのが良く分かる
数週間でしたし、嵐に向かって今後も舵取りの難しそうな船出であるな、と思う感じでしょうか。
大阪ぐるり

週末に知人の結婚式に参列して参りました。

■初日

in梅田
・はがくれ(うどん)

・結婚式&披露宴
・ニ次会

in福島
・やまもと(ねぎ焼き)

■二日目

in難波&心斎橋
・わなか(たこ焼き)
・大だこ(たこ焼き)
・たこ八(たこ焼き)
・赤鬼(たこ焼き)
・甲賀流(たこ焼き)
・千房(お好み焼き)
・551蓬莱(肉まん)
→その後まったりお茶

■三日目

in天満
・わなか(たこ焼き)
・梨花食堂(カレー)

in梅田
・天神さんの焼鬼(焼きおにぎり)
・ビックマン(ハンバーガー)
・dubb(シフォンケーキ)

in天満
・梨花食堂(カレー)


結局いつも通りの食い倒れ旅となりました。しかし粉物だらけだなぁ。
同じ店を昼も夜もとか、久々にやりました。

しかしラーメンの食べ歩きをしても思うのですが、たこ焼きやラーメンの好みって
本当に人それぞれ、その時の気分次第。
私も最初わなかの塩たことかそんなに感動しなかったけど、何度か食べている内に
今ではすっかり塩たこ&わんだこがお気に入りだったりするし、かといって人に
勧めても評価はまちまちだったりもする。
自分自身前はそんなにおいしいと思わなかったソースのたこ焼きが久々に食べると
おいしかったり、東京ではあんまり食べれない梨花みたいなカレーが非常においしく
感じたりもするし、お気に入り店舗何個かストックして何度も食べてみるのが一番良い
のかな?なんて思ったり。あぁでも新店開拓もしたい訳で・・・困ったものです。


先月末で今まで使っていた光のプロバイダ(A社)がサービスを終了し別会社(B社)に
吸収合併されることになりまして。9月末でB社に移行してくださいねーなんてお知らせが
来ていて、まぁ今忙しいし家族がそれを見ていくのかなーとかまったり思っておりました。
が、その最終局面、月末まで後一週間半という段階になってB社に切り替えを進めている
家族がちょっと心配になりパンフレットとか覗いてみて愕然としました。
おい、これ、 ・・・B社に移行だと今までの光回線終了してケーブル回線に切り替え
させられる事になる・・・。

元々このA社は旧tepco光のプロバイダ。
そのtepcoは光占有回線をサービスとしていたのですが経営に行き詰まり、KDDIに
吸収合併されました。
KDDIは元々共有回線をサービスとしている為(ひかりoneというサービス名称)、
旧tepco回線を『ひかりoneT』と総称し占有回線のまま残し、ひかりoneTからひかりone
へユーザーを移行させようとせっせと頑張っているのがここ最近でした。
要はKDDIはコスト的にも、占有回線より共有回線のユーザーを増やしたい訳です。
自宅の方にも何度も、ひかりoneへサービスを切り替えると月額安くなりますよ!なんて
誘い文句が着ておりました。
そんな最中のA社の吸収合併劇だったので、顧客をひかりoneTサービスを行う他
プロバイダに紹介するでもなく、あまり説明もしないままケーブル回線への変更って
形になっている模様。元々ISDN→ADSL→ケーブル→光占有と来ている以上、
ケーブルに戻すメリットはまるでありません。
これは流石に他プロバイダ探しつつ、どうしても間に合わなかったらB社
(すぐ工事しますとは言って来たので。)を検討するかな、なんて考えたのが19日の
金曜日の夕方の事でした。

さてすぐにひかりoneT(光占有回線)のまま乗り換えられるプロバイダを探したのですが、
評判の良い所は新規乗換終了してたりしていて、KDDI側がひかりoneTを徐々に削って
行っているのが良く判ります。
そんな中乗り換え出来そうなC社を見つけた時には既に金曜日の18時。
電話での一般サポート窓口(入会等はこちら)は閉まっているけど今日を逃せば
土日の間は営業時間外、という事で仕方なく技術サポートに電話してみる事に。

私『すみません、技術サポートが畑違いなのは良く判っているのですが、どうしても急に
  プロバイダを乗り換える必要が出てきまして、9月中にプロバイダの乗り換えが
  出来るかだけでも教えて頂けませんか?』

明らかに技術サポートとは関係無い・・・・! が、担当の人は意外と話しやすい方で
月曜日まで待ってすぐにプロバイダ変更手続きをすれば間に合う可能性が強い事、
その時に大急ぎでやってくれるように頼むべきである事を教えてくれ、それならと
取りあえずC社への変更を大筋で考えつつ週明けを待つ事にしました。


さて、週明けになり朝1でC社の方に電話を掛けてみる。
『KDDI側次第なので確実に早く出来るとは限りませんが、取りあえず休み明けの
24日に手続きしますのでその日にKDDIから電話があると思います』、と前向きな話
だったので少し安心しつつ入会手続きを済ませ休みを挟んで24日。
・・・どこからも電話なんて無かった。
夕方にC社にもう一度電話を掛けてみると、『明日の朝1でデータ転送となっております』
との事。先日と言っている事が違う旨ともう一週間も猶予が無い旨を伝えて翌日待ち。

翌24日、C社が朝1にKDDIに入会データ転送を行った事を電話で伝えられ。
それじゃこれでKDDIからの電話が今日にでも来れば問題ないかな・・・?と思ったら
C社曰く、『うちの会社は早急にデータを送りましたが、元々のA社さんが解約データを
KDDI側に送ってくれていないとKDDIの所で移行手続きがストップするかも・・・?』
とのこと。
で、A社は既にB社に合併されているので・・・つまりBが解約処理をしているか
どうかで早さが変わりそうです。早速B社に電話。

私『もしもし、こうこうこういう訳で解約手続きを行ってくれていない
  と移行が来ないのです。』

B社『えっと、今日よりお客様の地区担当の者は休暇をとっておりまして。
   26日になれば手続きの方進められるかと思うのですが』

私『きゅ、休日ですか。他の方はいらっしゃらないのですか?
  出来るだけ急いで手続きの方進めて欲しいのですが。』

B社『他の連絡先はこちらの窓口ではお教え兼ねxxxxxxxxxxxxx』

私『いや担当がいないのはそちらの都合だと思うのですがxxxxxxxxxxxxxxx』
             
-----10分経過-----
  
・今日担当は休暇で申し訳ないが明後日まで処理は行えない
・申し訳ないが他の連絡先なり担当は教えられない
・大体うちの会社は前々からお客様に通知を云々 

といい続ける受付嬢、最早口調はお客様が悪いって雰囲気満々です。
お客様に通知って、家族曰く回線がこのままだと終了だから変更手続き
して下さいだけだったらしいし・・・、ケーブル回線に切り替わる事や他プロバ
移行の時の注意も含めて殆ど説明していないと思うのだが・・・。
取りあえず埒が明かないし客の責任にして引き下がって欲しい事が
伝わってくるのにも呆れるので

私『プロバイダ変更で解約手続きが必要といった話は聞いておりませんでしたし、
  その処理が遅れているのはそちらの会社の問題では?
  担当の方では話が通じないのは良く判ったので、上司の方お願いします。』

と担当の受付嬢の上司呼び出し。

暫くたって折り返し電話してきた上司の方に現状をきちんと説明すると、
『プロバイダ変更と退会のご意向は分かりましたし、すぐさま手続きさせて
頂き明日の朝1にデータを送信します。』
とのこと。
あれ、全然問題ない・・・。さっきに受付嬢との押し問答はなんだったの。

結局その翌日になっても未だに解約データ送信がないという電話がC社から
来たのでもう一度A社に電話した所、『少し遅れているとだけ』なんて返事が
帰ってきたのでもう少し待ち、やっとKDDI側からプロバイダ変更了承の電話が。
結局25日に全ての手続きを終えて無事回線変更となりました。

結局新プロバになって全然問題なくネット回線使えているのですが、解約となると
対応は悪くなり、入会となると対応が自然と良くなる物ですね。本当に。
ひかりoneTからひかりone移行の勧誘も(怪しいだけだったのでこっちは放置していたが)、
A社からB社への移行の勧誘も本当に良いトコだけとってつけて説明しているのも
呆れるし。
取りあえず今度から家の回線とはいえ家族に任せず自分でみておこ・・・なんて
思う次第です。

米下院がまさか金融安定化法案、否決するとは。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080929AT3K2901M29092008.html

ソフトにソフトに着陸を・・・、多くの人がそのような予想と希望をし、今の所そのように
推移してきた時にこのような話が巻き起こり色々と混迷感が増しております。
多くのメディアが米世論が不良債権に対する公的資金出動に批判的である事が
否決に繋がった遠因であると伝えていますが、当然11月の大統領選挙そのものを
睨んだ両党の綱引きが背景にはあるでしょう。
再提出によって結果的には通るのでは?と考えていますが、今後も難しい局面が
続きそうです。

さて大手金融不安定に対する公的資金導入に対し米世論が否定的であると
いう事はある意味難しい問題を政治と経済に突きつけます。
日本の失われた10年のように大量に生産された不良債権に対し公的資金の導入が
遅れる事は景気に対し大きな悪影響を生みます。が、しかし根本的に問題を解決
したかったら膿を出すのと同様潰すべき所を潰す必要もあります。
それらに全てに対し、世論が『金持ちを何で税金で救済しないといけないのか』という
論調で固まって行くと政治側が経済に対し再生処理を施す事が出来難くなり、
結果的に大きな景気の減退という形で実体経済に悪影響を及ぼし国民に跳ね返る
可能性があります。
(元々この75兆円程度でこの問題が収まるのかという観点もあるのでしょうが)
現在米政権は各経営悪化企業の訴追を検討して世論の批判を収めようとしているか
と思うのですが、国民感情が収まるには遠そうなのが今の混迷を表していると思い
ます。

自分は現状、米だけではなく各国でまだ実体経済が著しく悪くなっておらず、国民が
不安ではあるけど問題意識が薄いのでは、と考えています。
だから今回のような話が起こったと。
米、欧州、中国にお隣の国。各国の経済は今後リセッションに向け大きく傾いていくと
考えますが、現状その事が国民レベルだと"不安"な程度でしかなく怖さが無い。
今後大手や中小の金融機関がいざ倒産という事態になって、それによって中小企業が
体力を失い消費者体力が大きく削られてきた時、その時になってから政策をやり直す
訳にいかない事を考えて、どう痛んでいくかを各国の国民が考えていかないといけない
段階だと思うし、また政権側も公的資金を投入する事による国民への直接デメリットを
考え説明していく必要があると思うのですが、今回のような話が起こりますと政策や
議案の可否決だけでなく今後の各国の世論動向その物が経済を大きく揺るがしそうで
ある意味不安です。

大体それら経済に対する処置をしなくてはいけなかったのが少し前なのに、この半年
くらいを見ていますと公的資金導入しないと言い張っていた大統領やら、はめ込み
みたいに債権や外貨売っている金融会社やら、どこも責任と実害の押し付け合いばかり
している気がします。
今まで戦争ドーピングやら不動産バブルやら虚構産業やらで頑張っていた各国が
やっと来たその反動で減退しそうな時、結局日本の財産が駄々漏れ、なんて事で
事態が進まない事を願います。
半年に一回くらいこの内容で日記を書いている気がしますが・・・
秋花粉の時期です。
毎年春は諦めてる物の、秋は『今年こそは大丈夫だろう・・・!』と
楽観しつつ大体頭が痛く目が重くなってきます。

最近、というかこの1ヶ月ほど毎日あまり寝ない生活をしつつやっていた
のですが、花粉症が重なると流石に厳しくなってきました。
やりたい事・やらないといけない事が山積みであんまり寝ている余裕が
無い最近だったのですが、寝不足で花粉症は結構症状重くなります。
今年の症状は頭痛・頭の重さ・目の重さ。

私が花粉症対策に良いと思っているのは
・漢方薬
・睡眠
・部屋の掃除(埃が多いと被害が大体増します)
この3点なので今後どう対応していくか悩みつつも、即効性のある西洋薬には
まだ手を出したくないなぁと思う程度の花粉症被害だし、この1・2ヶ月は
悩ましいですね。

という事で発売から少し遅れたけど最終巻まで
読みきりました。
内容的にはある意味今までのハリポタの良さを
きちんと引き継いでいると思ったし、ある意味
最終巻らしい、それもハリポタらしい最終巻に
仕上がっているなぁといった感想です。

さて今回も上下巻になっているのですが、相変わらず読み始める
と先が楽しみになって上下巻が気にならない。
この先が楽しみになるというのがハリポタの良い所のひとつ。
ハリポタはファンタジーらしく独自の世界を様々な描写を使って、
時にはくどい程に描き出している割に、ストーリーをある程度
テンポ良く動かし続ける事で飽きさせない、そういう良い点が
あると思っています。
この点を今回も引き継ぎつつ、最終巻らしく今まで1巻から6巻まで
にゆっくりと積み立ててきた謎や伏線を着実に消化し、きちんと
ラストに至れるのは本当に素晴らしい。
所々突っ込み所はあるし、ある意味最終らしく想定通りの纏め方を
している点もありますが、結局1巻から7巻までを大きな一つの
ストーリーとして魅力的に纏め上げている事、その企画力と労力は
凄いと思うのです。

それともう一つは、成熟しないキャラクター達を書く事の巧さ。
主人公たちは今回で17歳、ストーリー内では成人の歳にあたるの
ですが、まだまだ感情の揺れ動きが激しく不安定な面が多々ある。
(それは他の大人達も同様)
読んでいて当然、時にはイライラし、不安になってしまうのですが
いつまでも完璧にはならない主人公達は成長しても成長しても人間
臭くて、どうしても感情移入してしまう。
しかしながら一巻の頃から比べると着実に大人になっている部分も
あり、最終巻を読んでいくとその成長が良く分かる、これらキャラ
クターの魅力が今作も変わらずハリポタを良い物に仕上げていると
思います。

喜ばしい事も悲しい事もきちんと作り上げ、戦闘より人間ドラマを
大事にする辺りが最後までハリポタらしさを出していますが、考え
てみたらこれで最初の巻が出てから10年近く。
最初の巻の頃は"そろそろこういうのを読む歳でもないのかなぁ"
とか、"最終巻の頃は私何歳になってるんだ・・・"なんて思い
ながら読み始めたのですが、5・6辺りでストーリーが一気に加速
した事も手伝い結局最後まで面白く読み通せました。
映画版も見てるのですが、やっぱりこの作品は本で読むのに限る
という感想が最後の巻まで変わる事が無い位、描写ストーリー共に
魅力を保っていたと思います。
20も過ぎた辺りにビールがおいしくなり刺身には山葵が欲しく
なり、といった味覚変動があったのですが、この1年くらいの間
今までなんとなく昔食べて嫌な記憶があった物が食べれるように
なったり、色々と味覚が変わる事が発生中です。

ひとつ、明太子。
元々強く辛い物が苦手な私は昔タラコだと思って騙された
記憶を引き摺っているのと、キムチとかそっち系に近い味なの
かな?という想像の両方で食わず嫌いしていたのですが、
食べてみたら予想以上においしかった。

ひとつ、様々な野菜。
葱が好きになったのが20過ぎ位だったのですが、ここ最近
昔だとそんなに好きではなかった茄子みたいな物、食べたい
とは思わなかった南瓜や冬瓜みたいな物が、たまにはありだな
と思うようになりました。
むしろ暫く野菜を食べないと欲っするように。
紫蘇ジュースなんかも意外と飲めました。(元々大の紫蘇嫌い。)

ひとつ、生姜味の味付け
未だにあまり濃ゆいと駄目なのですが、前は少しでも生姜が
混じっていると嫌だった物が少し大丈夫に。

他にもちょびちょびと、この歳になって食べれるようになったり
好む物へと変わったりと、味覚が変遷中です。
元々私は一度嫌な思いをしたりするとかなり怖がって近づかない
性格な為この歳になって久々に食べて大丈夫だったり、という事が
多いのでしょうが、好きな食べ物が増え嫌いな食べ物が減る事は
実際経験してみるとかなり嬉しい物です。

辛い、苦い、酸っぱいはあまり好きではないのですが、その内
こういうのも変わるのかな?とか考えると色々な物に挑戦
したい欲が。
・・・単に、一日三食食べていて好きな物が出るのを待ち望んで
居た昔と、一日一食二食生活が多い最近の食べ物への感覚の
違いだったりしてね。
エナンが引退して見る気が結構薄れてしまったウィンブルドン
だったのだけど、結局フェデラーvsナダル戦を妹が見始めてた
ので作業しながら一緒に見始めて・・・観てて良かったと本当に
思える試合でした。

フェデラーは毎年衰えと引退の可能性を示唆されて、そのような
中の決勝で若いナダルに2set先行され、後が無い状態からの
第3/4Setの取り返しとファイナルセット。
第4Setのタイブレークからファイナルまではもうずっと
素晴らしいプレイの応酬と意地のぶつかり合いで、追い詰め
られている状態での精神力って物の凄さを目の当たりに出来る
本当に見応えあるゲームでした。
宣言通り本当に来年も戻って来てくれる事を期待したい。

これでそろそろ夏ですね。
体調少し崩しているのにこんな朝まで死闘繰り広げやがって
・・・とか思いつつ、EURO・ウィンブルドンと終わり次はまた
五輪のサッカー辺りで不眠の日々を過ごしそうと思うと
それはそれで楽しみな、不安です。
原油高騰のニュースで湧いてるけど、ダウの下げが裏でそろそろ厳しい。
(いやそろそろ厳しいなんてレベルじゃないんだけど、報道少ないよなぁ。)
まぁリセッションに向かうのならいつの間にか10000切って・・・、
となっていくのでしょうけど、サミットが色々な意味で微妙な
タイミングになったな、と思います。
そのような中そろそろ目を向けるべきはアメリカでも中国でも
アジアでも無く、EUの中でも不動産バブルが現在進行形で
弾けている国、明らかにバブル加熱している国とそれらへの
対応なんじゃないかな。

投資というより既に投機としか言いようが無い資金の注入が
今の原油高の原因である事、やっとテレビにもぽつぽつそんな
話が出て来て、投機規制をするべきでは?なんて話が始まってきた。
遅い、というより今頃投機規制したらハードクラッシュになる
可能性が増えるだけでは?と思う。
精々保証金引き上げじゃないかな。

簡単な話、サブプライム問題の後、今まで投機されていた資金と、
問題の最中どんどん刷られていたドルは原油をはじめとする
金属・穀物といった先物市場に逃げ込んでいった訳で。
紙幣と金融の価値が減退される傾向の時実物に資金が投入される
のはある意味まぁ納得な流れ。
だが、サブプライムローンでもリスクにばらつきがある債権を
混ぜ込んだ金融商品が出回った事が資金注入の増加と事態の深刻化
を招いたけれども、今回のコモディティ投資にも似たような組込型
の物が出回っているようで、市場の規模こそ恐ろしく大きくは
ない物の資金の流入具合と高騰ぶり、それによる消費者への
ダメージの不安、高騰の後予想される反動を考えていくと非常に
不安の一言。懲りてないなぁと言ってしまいたい。

原油穀物の次は環境や代替エネルギーへの投機、排出量の
商品化と投機マネー集中なんて形になるのかと思うと、このデリ
バティブ&高レバレッジを生み出して資金を注入していく流れを
どこかで是正していかない限り、もうリセッションに至るまで
生活に密接な関係のある物がどんどん高値になっていく状況と
消費者苦が止まらないのでは・・と悩んでしまう。
石炭ですら凄い値上がりし続けていますし。
アメリカ、中国をはじめとするアジアが厳しい局面を迎えるのは
間違いないと自分は思っていますし、EUも心配になってくると
今の市場でも消費者と中小企業はいっぱいいっぱいなのに、ホント
どうするんだろ。

とはいえ中国株がここまで大きく下がり始めているのに今更中国
だのを見ても、原油をはじめとする先物がここまで資金注入されて
いるのに原油高騰だの先物暴落だの見ても最早それらは"結果"、
ですし、今後を見るという面ではEUの不動産バブル問題がどう
いう推移を辿るかとかが良い観測点なのでは。という話になる。
スペインとアイルランドがかなり陰って来ておりますが、東欧の
数国も目下住宅バブル傾向。ただでさえサブプライム問題で
弱っているですし、これらが火を噴くのかどうなるかは中々
関心を寄せる所です。
後はアメリカは公的資金ぶち込む大統領を用意するのかな、って
辺りと・・・対中東をアメリカがどうするか辺りかな。
国内だとリチウムイオン電池による電気自動車をはじめとする
技術の話題が暫く楽しそうです。

今週〜サミット付近までダウがどう推移するのか、かな。
それでオリンピック終わった辺りでまた色々あって、
後は各国の政権がどう対応するか、EUの問題が火を噴くのか
どうか、ってのが長期的な話になって。
ミクロの話で言えば、今ですらガソリンや食物が高いと嘆き
気味の人は今年夏〜後半の為にちょっと気合入れておくと
良いのではとか思います。

なーんて考えている辺りで、どっかのサムライ債が完売したなんて
話を聞くともうなんていうかね・・・。
外貨建てだの外資の債権だの持っている人、家族が抱えている人、
ホント大丈夫?って思います。

新旧の融合

2008年6月14日
W杯から2年、EUROの季節がやってまいりました。
各チーム2年前に比べて変遷したり新星が出て来たりしつつ
ぶつかり合うので、やはりCL・W杯・EUROは観戦し甲斐あります
よね・・

なんて書き始めようとしましたら、親戚に不幸があり暫く不在を
続けておりまして、各グループ2戦目までが終わりかけている始末。
先程オランダvsフランスを見て来た所です。
うーん久々に見ていて楽しめる、というより見ないと損に近い
素晴らしい一戦でした。

W杯から2年経ちどの国も代表の顔ぶれが少しずつ変化し始め、
この数年ブレイクしたプレイヤーが数多く今回のEUROに
参戦していて。
それら新星と古株をどう織り交ぜながら戦っていくか、今期は
その新旧の融合を巧く出来ているかどうか、駒を集められている
か、駒を使えているかが非常に大きな見所ではないかと思います。

その見所をそのまま凝縮したのが、先程終わったオランダvs
フランス戦。

昔ながらの4-3-3というウィング重視から4-2-3-1にシステム
変更をして望んだ今期のオランダは豊富なFW陣を駒として持ち、
更に旧来通りのウィングを活かした4-3-3や4-1-4-1のようなシス
テムを使いこなしてはポゼッションを高め、それほど強くも無い
DF陣の分も考えているのかかなり前からプレスを掛けてくる。
パスワークも早く力強い。
それを活きしているのは、後半開始早々のロッベンという駒を
投入し見事に当てているように、ファンバステン監督が前向きに
前向きに勝つ為の采配を行い続けている結果だったように自分は
見えた。

逆にベンゼマやナスリといった次期W杯では主力として戦いそうな
タレントを擁していながらも、最後まで投入する事が出来ず、
結果リベリーが孤軍奮闘し、アンリまでチャンスが訪れる事が
少ない、そんな印象がドメネク監督の采配には強かった。
これで下手するとイタリアフランス両方落ちなんて可能性まで
出てきてしまった訳で・・・。

開幕予想だとオラ・フラ・ポル・クロ辺りだったのですが、
どうもこうなると今後の一戦一戦の監督采配、新星の爆発力
次第でまだまだ判らなくなってきそうです。
どのチームも怪我人があまり出ずベストの状態で決勝トーナメント
に向かって良い試合を観せて欲しいなぁなんて贅沢な事は思う
のですが、今期はどのチームも守備に穴がだったり調子を落と
している所がある事が多いですし、そんな中2年後に向けて
新しいゴールゲッターが輝いたりしてくれると、見ていて
面白そうです。
フランスやクロアチアにはそこら辺を買っているんだけど、
結局出て来るかどうかは采配次第って若さのプレイヤーも
多いのがやっぱり現状なようで。(ボージャンのように残念なが
ら、って例もあるけれども。)
輝く禿げを擁するオランダさんにもこのまま決勝トーナメントも
頑張って欲しいし、ポルもデコが良い味見せてくれると最後まで
盛り上がってくれるんじゃないかなー。

明日も楽しみですが、まずは18日のイタリアvsフランスが楽しみです。

不安商法

2008年5月26日
昔から不安を刺激しては物を買わせるって商法は
数多く存在するのですが・・・。

先日都内の家電製品屋に買物しに行った時、フロアに
『最近PCの調子がおかしい→そんなアナタには****社の
ウイルス対策ソフトを!』
なんて宣伝文句があって。
あぁウイルスソフトの宣伝だなぁ・・・と思って次の行を
みたら、
『最近見張られているような気がする→そんなアナタには****社の
ウイルス対策ソフトを!』
とか書いてあって思わず失笑したのだけど、これもある意味
ITに弱い人狙った不安商法に近いよなぁとか考えたり。
この手の物はジャンルを問わず本当に色々ありますし、
話も聞きます。

引っかかる方が悪いといえばそれまでなのだが、不安商法と
過剰宣伝(看板に偽りあり含む)辺りはお役所が厳しく取り
締まったり指導していったりして欲しいと前から考えておりまして。
今ですら高齢者を狙った詐欺から強引な商売が目立っていると
いうのに、今後高齢化が進んだ際、IT等といった高齢者が詳しく
なりにくいジャンルで酷い広告や不安商法が横行すると、防ぎ
にくい面があると思うのです。

実害の出た偽装問題はある程度問題化した割に、適切で無い広告
にはどうも日本全体が甘いよなぁ。

万物多元

2008年5月24日
万物は多元であり物事の真理は一方向ではない、
そう考えるようにしています。

人と話し合ったり意見交換を行う時、自分で何かの
考えを持つ時。
大体の人はひとつの見解を持っています。
例えば、"リンゴはおいしくない"。
そのような考えを持つ時、
"今まで食べてきたリンゴがおいしくなかったのではないか"
"もしかしたらおいしいリンゴもあるのではないか"
といった逆の事を考えたり、
"何故リンゴがおいしくないと考えたんだろう"といった別側面を
なるべく考えていく事により自説の固定化を自分から防ぎ。
その上でいくつかの観測を元に一番納得出来る意見や
考えを決めていきたいものです。

要は意見なり考えって物が単一方面からのアプローチだけで
形成されている場合、逆なり別方面をなるべく自分で考えて
審議してみる方が良いのではないか、という事。

どんな事象でも、裏が、様々な見方が出来る事を自分から
考えていきたい。
逆にその事が出来ているなら、時に自分と相容れぬ主張が
あっても堂々と意見をぶつけ合えば良いと思っています。
それによって新たな考えが生まれたりもするでしょうし。

時事や経済を考える時にも背景なり裏を考える事は
非常に重要ですし、この雑記もある程度自分なりの視点を
持って書いておりますが、本人は内心別視点も良く浮かんだり
しておりまして。
これからも時には文章に混ぜ、時には伏せて書いていきたい。
万物の真理が一方向だけではないと考えつつも、自分なりの観測
視点を持って意見を作っていきたいものです。
後期高齢者医療問題が巻き起こったのが2ヶ月前。
また随分前に決まったものを問題化してあからさまな
政治利用だなぁと思っていたけど、2ヶ月経過すれば予想通り
ニュースは別の話題ばかり。
この話が単なる政治利用に終わらされるのは正直がっかりするし、
未だに後期高齢者医療制度だけが問題と思わせるような情報の
多さと医療制度全体が問題を抱え続けてきている事を理解して
いない人の多さは問題をある意味悪化させていると思っている。

国民皆保険を謳い続けながらも医療に格差を導入していく事、
それは既に始まっている。
今まで国民皆保険の名の下にある程度保障されていた国民の医療。
その国民の『健康保険があるので気軽に病院に行く』という
意識や安心感を徐々に減らす事で医療機会と国の医療費支出を
削減していき。
資産と収入の薄い人間は最低限の治療で済ますか、自宅で出来る
介護や診療は自分や家族で行わせ。
資産のある人間は民間保険会社や介護会社の手で医療を
受ける事が出来るようにする、混合医療の導入。
今政府が行っているのは、こういう変革かと考えています。

噛み砕いて言えば、
今まで国が保険医療を行っていましたが、
今のままだと国の資金も足りないので、自分達の手で出来る事は
国や病院に頼らず自分達の手でやって下さい。
必要最低限の事で済ませて要らない診療や医療はしないでね。
お金がある人はまた別で考えます、という事です。
そのような話、国民のどの程度が認識しているのでしょうか。
 
 
医療制度というか、医療のあり方の変革は必要だと考えています。
在宅で出来る事は在宅へ、何でもかんでも医者に行くような事は
富裕層だけすれば良い、そのような考えも一理ある。

自分は救急車も有料にするべきと考えておりますし、過剰になって
いる支出部分は減らす努力があっても良いと思っております。
また、先端技術による治療が進んだ反面生活習慣病を始めとする
予防に関しての認識が遅れている日本では、もっと積極的に
予防への関心向上に取り組むべきであるとも考えても居ます。

しかし、実際に変革の段取りという面で最近の流れを見ると
不安が付きまとう。

一つ目は最初から書いている通り、国民のかなりの部分が医療制度
の何が問題で、今どういう流れで変革が起こってるか、理解してい
ると思えない点。

二つ目は、医療費支出を抑える事がクローズアップされすぎて、
財政の根本的な収入・支出双方の見直しにスポットライトが
当たっていない点。

運営そのものが怪しくなるような状態に至った時健全化を目指し
一つ一つ処置を行う事は必要ですが、どういうシステムできちん
と運営していくか、その図をきちんと書き直すべき段階だと思う
のですが・・・。
きちんと全体図面を考えず支出削減ありきでは、現場にひずみが
どんどん出来て行きます。
必要な福祉従業者までも続々と流出し、医療現場に負担が増え、
情報が行き渡らないまま中小病院数の削減と在宅介護増加を
進めている現状、私はひずみが今後国民の余計な負担を増やして
いくとしか思えません。

そして最後に、政府側が家庭側の視点に立てていると考えにくい点。

医療制度の変革が必要で、政府は方針を決めて既に変革を行って
いる。
しかし、例えば現実的に今、家庭に在宅での要介護者が増加して
介護しきれるのでしょうか。
介護には資金も、労力も、精神力も掛かる。
今なら余力のある家庭は大丈夫でしょうが・・・、今後の景気
観測を考えると数年後に消費者の多くにその余力があると考え
にくい所もあると思う。
医療にしても税金にしても年金にしても、長期的観測を元に国民
の視点にたって政策を実現しないと、結局困るのは国民なんです
よね・・・。
 
 
実質経済に反映されるまで危機感が薄いのは経済問題と同じだなぁ
と思うのですが、医療問題はきちんと解決せねば後の世代にどんど
ん圧し掛かってくる話で。
もう少し国民が医療問題について考えられるようになってこないと、結局シワ寄せは国民全体に行き、結果的に国家財政に影を
落とすのではないか、自分はそう考えます。

高齢者の問題は、もう高齢者だけの問題じゃない。
数年後に介護や自身の医療で困る国民で溢れない事を切に願う次第。

紀元前1万年

2008年4月29日
久々に公開初日に見に行ったのですが、初日=混んでるだろうと
心配していたにもかかわらず、実際映画館に行ってみると、思った
より空席が目立つ・・・。1/3位空席だったんじゃないかな。

この作品は紀元前1万年付近のとある狩猟民族の話。
この時代を描いた作品を見るのは初めてで、この時代にこれは違う
のでは?と思うような、設定やシーンに納得出来かねる所は色々
あったけど、それは映画だから仕方ないと割り切るとそこそこ
面白く、現代に居ない生物や動物と人間が動き回るのは
見てて楽しい。

逆に微妙だなと思うのは、ストーリーがありきたりというか、
展開が読めすぎてしまう事と盛り上がりに欠ける事。
どうも最近の映画にはこの手の悩みがつきもので、原作のダイ
ジェストになってしまっている作品と、迫力はあるけどストーリー
の盛り上がりに欠けている作品が非常に多くなってしまっている。
この作品もきちんと伏線立てて消化しているのだけど、もう少し
展開に盛り上がりがあったりしてくれるとかなり違うと思う
のだが・・・。
この辺りを踏まえると、題材的にも意欲作ではあるけど・・・
って感想に落ち着いてしまう。

さて、この作品のひとつ面白いと思う点は『文明(文化)同士の
接触』と云う点を清濁織り交ぜて色々描いている所だと思う。
困った事に作品内では通訳みたいな存在が居る為(展開的に仕方
ないのだが)そんなに言葉に困る事は無いのだが、最初から最後
まで、例えば別文明同士の争い、親交、文化の伝授といった
様々な接触を描き続けている。
まだ交流というものが限られていたこの時代だからこそ
表現できる物があり、それらを色々と散りばめている辺りは
意欲的、といっていい作品だと感じた。

・・・しかしこの手の作品、男性は見たがりそうだけど女性が
見たがるとあまり思えない・・・。
俳優はどれも良かったのでその辺りを楽しんでくださいという事で。

そろそろ来週です。

2008年4月14日
そろそろ来週です。

4/15 BSC
4/16 JPM
4/17 MER
4/18 City、WB
4/21 BOA
4/25 CFC、MBIA

坂を下るかどうかではなく、どのような坂を下る事になるのか、
その道筋を立てる一週間になるのだろうなぁ。

GS96.39、MS78.16、LB42.51(bil$)と大手を筆頭にlv3を
保有している金融業の現状、
(http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&;;;;;;;;;;;;sid=a3N.I2aId51k)
どこまでが評価損になる程に流動性を失っているのか、一体どれ
だけの物を抱えているのかが決算の都度明らかになっていく、と
良いのだけど。

BSCの資金が文字通り蒸発させられFRBに救済依頼、290億$分のRMBS
をNY連銀(FRB傘下)が、10億$をJPMが引き受ける。先日の議会証言
によるとこれが3/13からの顛末の様だけど、FRB側に損失が発生して
も政府が責任を負うという事になっている辺りも、その後政府機関
がRMBSの追加購入を決定という辺りも、なんじゃそれ〜っていうよ
りは事態の収拾の難しさを示していると思うのです。

大量消費に支えられている内は高い評価を得続ける金融商品。
即ち、作り出された住宅ローンバブルに支えられている内は高い
評価額を見込まれるRMBS(住宅ローン債権担保証券)。
金融の強さと住宅買替と云うシステムが手伝い合い、更なる好景気
と大量消費を生んでいく循環があったこの10年を、景気が冷え込み
そうな度戦争を起こしては国家が支えていて。
しかしその住宅ローンのシステムが完璧じゃない、問題があると分
かってきた時、高評価と安心は崩れ、住宅に対する不安とRMBSに対
する評価の冷え込みが発生していき。

そこから先は、一体どこまで問題が大きく悪化しているかと
いう話、その悪化し流動しなくなった債権を"一体どうするのか"
という話。
ひいてはリセッションに移行する中、債権の強さにより高レバレッ
ジを得ていた企業が、金融の強さにより強かった国家が、さて今後
どうやっていくんですか?という話になるんじゃないかな。
その解決手段の混沌ぶりというか一端が先日の買収劇だったのだろ
うし、結局はどういう形を"収拾"とするのかが、非常に難しいのだ
ろうなと、裏が盛り沢山だなぁ思います。

ある意味市場原理主義の問題点にストライクな部分があるなぁと微
笑ましい所もあるのですが、現実的にはただでさえ世界各国で新自
由主義が進められ貧富の差が拡大している最中だし、ホントどうす
るんだろうなぁとしか言い難くて。
日本も国民一人一人がリセッションへの流れの理解と、内需への理
解を深めていくべき局面とは考えるのだけど・・。
ITパスポートとやらが出来る事を先日教えて貰ったけど、高校の必
修科目に情報処理とか入れつつマクロ経済とかも入れるべきなん
じゃないかなと真面目に思っちゃう。

そういえば今更のようにインドと中国の経済、インドはその内失敗
して中国はまだ云々とか世間話されて唖然としたのも先日の事。
もう1年位前から少しずつ、それらの国の経済が今後どうなっていく
か明らかになるにつれ内部も外部も分かってきていて(詳細は
割愛)、それに引き起こされる形で色々なニュースが噴出して。
(五輪関係や体制関係とか、典型例)
もう津波になるか花火打ち上げるかって段階かと思うのです。
物価高騰なんて話が出ている辺りがかなり・・微妙です・・・、
が、中国が、アメリカが、欧州をはじめ世界の経済状態がどういう
状態なのか、雰囲気が伝わってない。

自国景気や物価に反映されるまでは分かりにくいだろうなぁとは
思うけれども。(自分も情報不足&不勉強を切に感じる。)
世界規模で経済というか資本主義の悪い点・利益主義の駄目な点
がゆっくりと噴出している事、そこに食糧事情と資源の問題が絡み
日本経済も難しい局面になっていく事。
少なくとも投資信託だの為替だのやってる人をはじめ、何かしらに
"投資"している人は日本が世界各国と同じように(この数年で一気に
加速した)新自由主義にどっぷり巻き込まれている事を踏まえて考え
ておかないと、逃げ場を失ったり外資の撤退戦に掴まされたりする
んじゃないかなって思います。
既に団塊の世代を始め消費者の体力は投資方面にかなり注がれて
いると思うし、モヤシが高くなった!とか一ヵ月後に騒がれるの
かなぁあははーなんて微笑ましい事は予想しつつ、挑みにいく
以外でポジション整理を考えていない人は本当に注意、とも
思うここ最近。

解約する気無さそうな身内のドル建て預金inCityとやらは
忘れた事にしようかな。

にかげつまえの話

2008年4月13日
今年も2月も終わり頃になると
「今年も自分で確定申告終わらすぞ!
 やり方は大体分かってきたし、税理士に頼んで3万は
 勿体無い!」
なんて意気込む父を見かけるようになり。
「手伝うから言ってね・・・」
とだけ声を掛け、待っておりました。

様々な請求書や領収書は母が綺麗に纏めてくれているせいか、
父は私の事を忘れ1人で書類を作り出し・・足繁く税務署に
相談に行き・・・。

2週間後、
「こんな税金額すぐ払える訳が・・・どうやって出せば!
税務署も途中まで見せたけど間違いは無いと言ってたし・・。」
と、この世の終わりのような顔をし始めました。

一体どうした事やらと呆れ、合っていると言い張る父から強引に
今年と昨年の書類を奪い自分でやり直して暫く。
控除額から収入額全て正しかったのに、そこからの計算ミスが
ポロポロ。
結局従来とそんなに変わらない額となりました。
それを見せると今度はどこで間違えたのかを必死に考え出し
礼も忘れている父。いや、だから計算ミスなんですってば・・・。
後何年こんなやり取りをしているのやら。

さて今年から定率減税は廃止とまたひとつ厳しい風が吹き、
住宅ローン控除も先行きは難しそうで。
自分は末端まで血液が届いていないのと同様、景気回復とやらが
中小事業者の体力を大きく回復させているとは思えないのですが、
控除は削られていく現状。
もう少し一般消費者家計がどうなっているか、景気が今後どう
推移していくのか考えていかないと、景気後退局面で消費者の
体力なんて残らず一層の景気悪化を生むと思うんですけどね。

ガソリンだの道路財源だの討論してますが、それはそれとして
もっと家計全般を見てプラスになるような話を審議して欲しいと
切に思います。
景気の先行きも絡め、どうも家計には少し冷たい春になる気が
してなりません。

-----------

書いたまま放置しupしてない原稿が気がついたら2ヶ月前を筆頭に
幾つか・・・。時間作って修正up出来れば良いのだけど。
先日某所でQMA中。

問題「(意訳)自動車のナンバープレートを自動で読み取る装置で、
  犯罪捜査の重大な手がかりとなるシステムを、通称■システム
  という。(■を1文字で答えなさい。) 」

いが『(1文字・・ ・・・ ・・・
   なんとか・・ビスとかあったな・・
    −びす・・ −ビス・・・)』
      
いが『(のー・・びす・・・? ノービス!)
       N! 』  

       -----正解-----

いが『いやぁノービスって昔ありましたよね。
   思い出して良かったです。Nシステム、Nシステムと。』
 
 
 
 
 

・・・オービスじゃんね・・・。
              

立春

2008年2月4日コメント (5)
積もる程の雪が降った東京ですが、翌日は陽射しの気持ち良い
快晴となり、日の当たる道は雪がどんどん解けてます。
とはいえ裏道や日の当たらない道なんかは雪がそのまま凍っていて
少し恐々と道を歩くのですが、雀の様な小鳥や鳩がこぞって
歩道から敷地内まで、木の上より地面を好んでいるのを見ると、
こういう風景を見て珍しがるのも東京人なんだなぁとか思います。
雪の重みで落ちた実などを捜している模様。

そんな事を考えて歩きつつ、本日は腰痛。
実家住まいな自分は雪が降ると男手自分だけな物で雪かき役で
翌日腰痛役。
この雪かきってのもやる家から放置の家まで家によって違うのが
東京で、今日朝見た感じだと雪かきしてる家としてない家が
半々程、公園の周りなんかは除雪剤だけ道に撒いてありました。

自分なんかは家の玄関と駐車場・車、家の前の道路をいつも
やるのですが、道路やる理由はご近所付き合いみたいな物と、
家の前で事故や怪我でも起こされたらなんとなくなぁってだけ。
昨年引っ越してきた隣の家は昨晩に息子が、付近で共同所有の
私道を全部片しており。
熱心だなぁ(若いなぁ)と思って家で話してみたのですが、"あそこ
はアメリカナイズな家だから〜"なんて家族に言われ一瞬意味が
解らなく。続きを聞いてなるほど。
アメリカは家の前の歩道の管理責任がありました。
日本とは大違いだけど、家の前で問題起こされたく無いって
気持ちを混じえて雪かきするのは向こうとあまり変わらないなぁ、
なんて思ったり。

さて昨日は節分。
妹の部屋に豆撒いたらー?と豆持って行ったら何故か私に投げ
つけられる事もありましたが、夕飯は太巻パーティー、恵方巻って
奴ですね。
数年前位から我が家の食卓も節分に太巻ってコースになり、海鮮巻
みたいなのも混ぜて買ってくるのでそんなに嫌とは思わずもぐもぐ
していたのですが、今日はちょっと気になって聞いてみた所、
私の小さい頃はこんなの食べてなかったとの事。
道理で小さい頃に食べた記憶が無い筈です。
柊と目刺と豆だったような。

この恵方巻を食べるって習慣、考えてみたらこの数年で一気に
流行る様になりましたね。
どうも関西側の習慣らしい。
確か数年前にコンビニ等で巻物売り出しているのを見たのが
この習慣を最初に見かけた時だった記憶があるのですが、今では
デパートでもコンビニでも節分&前日は巻物販促競争。
なんとも母の話ではデパートではチョコロール巻なんて名前で
ロールケーキを必死にアピールしているのだとか。
ここまで行くと日本の習慣って話とは全く違う!・・・が、母は
食べてみたかったそうで・・・。
チョコロールでチョコを意識させておいて、バレンタインデーは
男が女にチョコをあげても良い!なんて戦略をやってるお菓子
業界は中々大した物だなぁと思う訳です。
チョコ好きだから良いけど。

バレンタインデーやクリスマス同様作られた習慣と言うか、日本
人はそういうのに迎合しやすいと云うか。
そんな事思いながらもしかし、自分も海鮮巻がおいしければ別に
いいんじゃね?とか思う人間で。
ひょっとしたら今残る"伝統"も中にはこんな出だしだった物も
あるのかなぁ・・・なんて考えつつ、お寿司とチョコで狙って
くるとは現代日本人の弱点過ぎる・・と舌を巻くか悩む日でも
ありました。

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